製造業における人手不足は、今や深刻な問題です。求人をかけても応募が集まらない、重いものを持ち運ぶ作業の負担が大きい、そして属人化した作業による新人教育の時間がかかるなど、現場の悩みは尽きません。こうした課題に直面している企業様にとって、ロボットによる自動化は、有効な解決策となり得ます。
とはいえ、ロボット導入には不安を感じる方も多いのではないでしょうか。実際に、現場では次のような不安な声が上がることがよくあります。
・ワークが整列されていないため、自動化が難しいのでは?
・鍛造品や不定形なワークには対応できないのでは?
・多品種・小ロットの生産だから、自動化するのは難しそう。
・ワークが大きくて、パーツフィーダーで供給できない
・動かしていない古いプレス機だけど、大丈夫?
・ワーク投入を自動化することによって、検査工程など、品質管理はどうなる?
しかし実際には、これらの課題を解決できるケースが多く、自動化によって大きな効果を得ている企業も少なくありません。
ロボットによる自動化で得られるメリットとは?
では、ロボットによる自動化の導入によって、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか?
実際に導入した現場では、人手不足の解消だけでなく、作業効率や品質の向上など、さまざまな効果が現れています。ここでは、その代表的なメリットを3つご紹介します。
1. 重いワークを自動で投入、作業員の負担を軽減
「ワークを手作業で投入するのが大変」「重いものを持ち上げるのが辛い」…
そんな悩みを解消するのが、ロボットによるワーク投入です。ロボットは人間の代わりに、効率的にワークを投入します。これにより、新人教育の手間がなくなり、作業員は他の重要な業務に集中できるようになります。
2. 生産数量の安定と納期管理がしやすくなる
ロボットによる一貫した機械生産により、作業のムラがなくなり、生産数量が安定します。また、機械が24時間稼働し続けるため、納期の遅れも減少。これでスケジュール管理がしやすくなり、計画通りの生産が可能に。
3. 多様なワークや設備に対応できる
「鍛造品や特殊な形状のワークには対応できないのでは?」と心配されるかもしれませんが、最新の技術では鍛造品でも板金でも、形が不揃いなワークにも対応可能です。さらに、古いプレス機でも問題なくロボットとの連携が可能なので、設備投資に不安がある企業でも安心して導入できます。
どのように自動化を実現するのか?
ロボットによる自動投入システムは、ただワークを運ぶだけでなく、認識・判断・動作を連携させながら、一連の工程を自動で行います。ここでは、その基本的な動作フローの一例をご紹介します。
1. ワークセット
3Dカメラを用いて、ワークの位置と形状を正確に認識します。カメラがワークのバラつきや配置を検知し、情報をロボットに送信します。その後、ロボットは受け取った情報をもとに、指定された位置に移動してワークをピッキングします。ロボットは最適な角度と方法でワークを掴み、プレス機へとセットする準備を整えます。
2. プレス機へのセット
ピッキングしたワークをロボットがプレス機の所定位置に持って行きセットします。ロボットのアームはワークの形状に合わせて、プレス機にに配置します。
3. 信号のやり取りでプレス動作開始
ロボットがワークをセットした後、プレス機と信号のやり取りを行い、プレス動作が開始されます。プレス機はロボットからの信号を受け取ると、所定の圧力でワークを押しつぶし、加工を行います。
4. プレス完了後
プレス動作が完了すると、ロボットはプレス機からの完了信号を確認し、次のワークの準備を始めます。
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また年間50名以上の企業様に、自動化に関する指導を行っています。大阪府工業協会や名古屋市工業研究所など、信頼のある団体とも連携し、ロボットを使った自動化技術の普及に取り組んでいます。
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