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公開日 2024年12月25日
JAKAとDH-Roboticsハンドを接続したい
JAKAロボットとDH-Roboticsの電動グリッパーを接続する2種類の方法と2種類の通信方法を説明します。本コンテンツでは、JAKAロボットからDH-Roboticsのグリッパーを動作させる手順を解説します。目次
- 1.接続方法
- 2.ModbusRTU通信(RS485)
- 2-1.配線
- 2-2.設定
- 3.I/O通信(DI/DO接続)
- 3-1.配線
- 3-2.設定
1.接続方法
接続方法は2種類あります。
接続方法1:JAKAのツールI/OとDHのグリッパーを接続
JAKAのTOOL I/O と DHのグリッパーをつなぐための専用ケーブルを使用します。JAKA側のピン配列とDHグリッパーのピン配列を合わせたケーブルを使用します。JAKAのTOOL I/Oは、M8_Aコード_8ピン_メスです。DHグリッパーは、M12_Aコード_8ピン_メスです。専用ケーブルはこの間を接続し、且つピン番号を合わせてくれます。
接続方法2:JAKAの制御ボックスI/OとDHグリッパーを接続
JAKAの制御ボックスI/OとDHグリッパーを接続します。間を繋ぐケーブルですが、グリッパー側は、M12_Aコード_8ピン_オスで、制御ボックス側は、バラ線です。バラ線側は、制御ボックスに繋ぐためにフェルール端子で端末処理を行ってください。
2.ModbusRTU通信
2-1.配線
以下の4本のワイヤ接続が必要です。
①グリッパの+24V → JAKA制御盤のV+(例)P1の9-16
②グリッパのGND → JAKA制御盤のV-
③グリッパのRS485_A → JAKA制御盤P7の6/7コネクタ
④グリッパのRS485_B → JAKA制御盤P7の4/5コネクタ
2-2.設定(Modbusの パラメータ)
ボーレート115200に設定してください。
Modbusタイプ:Modbus-RTUを選択
名称:DH を推奨(任意)
SLAVE ID:ID設定、デフォルトは 1
データ形式:データ形式、8 に設定
アナログ入出力:基本制御アドレスは256(0x0100)と512(0x0200)
JAKA | DH | 対応機能 |
256 | 0x0100 | 初期化 |
257 | 0x0101 | 力値 |
258 | 0x0102 | ー |
259 | 0x0103 | 位置 |
260 | 0x0104 | 速度 |
512 | 0x0200 | 初期化完了信号 |
513 | 0x0201 | 把持状態 |
514 | 0x0202 | リアルタイム位置情報 |
設定後は、下記の形になります。
JAKA APP使用時は、このようになります。
3.I/O制御(DI/DO接続)
3-1.配線
グリッパの+24V →JAKA制御盤の V+(例)P1の9-16
グリッパのGND →JAKA制御盤の V-
グリッパの入力1,2→JAKA制御盤P2の1-8
グリッパの出力1,2→JAKA制御盤P1の1-8
3-2.設定
グリッパーのデフォルトは RS485 モードですので、
DH-Roboticsのデバッグソフトで I/O モードを切り替える必要があります。
図①、②、③に従って操作し、
最後に「保存」をクリックします。
I/O信号の組み合わせにより、グリッパの制御ができます。
グリッパ入力制御表
INPUT1 | INPUT2 | 設定値 |
HIGH | LOW | 位置1、力1、速度1 |
LOW | HIGH | 位置2、力2、速度2 |
HIGH | LOW | 位置3、力3、速度3 |
LOW | LOW | 位置4、力4、速度4 |
OUTPUT1 | OUTPUT2 | 指令内容 |
LOW | LOW | グリッパー動作中 |
HIGH | LOW | グリッパー停止、把持物は未検出 |
LOW | LOW | グリッパ―停止、把持物を検出 |
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